病気がわかってよかったこと 2
海の底にタッチして浮かび上がって来る中、段々見える景色が変わってきました。
今までなんてことなかった日常が、とてもありがたい奇跡だったんだという事に気がつきました。
将来のことも考えなくなり、今に集中するようになりました。すると今まで抱えていた漠然とした不安な気持ちが薄れていきました。
とはいえ、まだまだ最初の頃は、頭の中のおしゃべりが、もっと心配しろと煽ってきます。難病患者の妻として、これから大変な現実が待ってるんだぞ!と叫んでいます。
この時は、どっぷり頭の中のおしゃべりと一体化していたので、これがはじまると苦しかったです。
この数年後(割と最近になって)、この頭の中のおしゃべりは主体ではなく他者だという事に気がつくのですが、、、
そのお話はまた今度。